版画の現状について
版画は日本の伝統技術ですが、近年良質の版画を
作ることが難しくなってきています。
まず、版画は良質な和紙が必要ですが原料となる国産の楮生産農家の
減少により良質な材料取得も厳しくなっています。
また、和紙ですが新版画等で使われる手すき和紙は伝統技術であり
職人さんの手作りですので一度に大量には作れません。
また、彫師、摺師ですが大変根気のいる作業になります。
日本の伝統技術ですので熟練の技が必要ですが、一人前に
なるには時間がかかります。
後世に伝えてほしい日本の版画です。
しかし、職人の高齢化の問題があります。
若い彫師、摺師のなりてを増やし、若い職人さんへの技術の継承が
大事かと思います。
彫師、摺師にご興味のある方はご相談下さい。
今後とも良質な版画をご提供していけますよう努力してまいりますので
どうぞよろしくお願いします。