小原古邨 踊る狐 2020
中外産業所蔵のオリジナルから版をおこし復刻しました。
木版画
刷込みサイン
摺 良好
状態 良好
サイズ 18×35センチ
石川県立歴史博物館の小原古邨展にて展示。
43回にも及ぶ摺りが施されています。
平凡社発行の小原古邨に復刻版の記事が掲載されています。
摺師 沼辺広伸 伸吉
彫り師 関岡ゆうすけ
摺師 沼辺広伸 伸吉
彫り師 関岡ゆうすけ
( 摺師 沼辺伸吉氏談 )
この作品を通して、世界の人にオリジナルも後摺りも復刻作品も関係なく
木版画をみていただけるきっかけになればと思います。
私たちは、より良い作品づくりを目指すと共に見て頂ける方々と
さらに良い物をお互いに楽しみながら作れる環境を作りたいです。
古典の浮世絵、例えば北斎の浪裏や赤富士でも一年前摺った物より
今年はどんな仕上がりになるのか、作り手、見る人が心待ちに、お互いに
楽しみながら一緒に作りだされるようになれたら良いですね。
古典音楽のベートーベンやバッハの楽譜は同じでも、また古典芸能の演目が
同じでも、時代や人が変わっても常にオリジナルな感覚で複製的な捉え方は
しません。文化芸術は終わりなく限りない夢と希望を与えてくれます。
伝統木版画も同じだと思いますので、そのようになれるように頑張って
いきたいと思います。
スポーツでも人間の本能に基づいた飽くなき限界への追求をしている姿に
感動し、明日への活力を分けていただけます。
皆様の琴線に触れるような作品をマラソンランナーのように、今回より次回はと
追求し続けていきたいと思います。